オートコレクトを徹底的に活用する
1.はじめに
顧客から信頼される品質とスピードを保つには、翻訳は自分自身に常に投資をしなければな
りません。質の向上と翻訳能率の向上は同時に取り組むべき事柄です。
今回は、その具体策を順次紹介します。まずは、Microsoft Word にとって身近なオートコレクト機能により翻訳
能率の向上を図りましょう。
2.オートコレクトとは
オートコレクト機能は、本来 Microsoft Word における入力ミス、スペル・ミス、文法上の誤り、大文字と小文字の使い分けの間違いを自動的に検出し、修正するためのものですが、この機能を利 用して文字列、グラフィックス、記号を簡単に挿入することもできます。
3.特許翻訳におけるオートコレクトの利点
許翻訳においては、同じ用語、同じ表現が繰り返して使用されます。これらの入力にオートコレクト機能を利用することで、入力操作に要する時間が短縮されます。
短縮率は明細書のページ数や分野によって異なりますが、私(倉増)自身の経験ではオートコレクトをまったく使用しない場合に比べて25%から30%と推定されます。それ以外にも、本来のオートコレクト機能を利用して入力ミスを減らすことも可能です。
4.オートコレクトの実際
私が推奨するのは、オートコレクトを徹底的に活用することです。
何事も中途半端がよくないように、オートコレクトも中途半端に利用するとかえって能率低下になる場合があります。
オートコレクト中毒から抜け出すことができないくらいに、徹底的に利用すると能率向上と質の向上が見事に両立します。
とはいっても、使いこなすにはそれなりのノウハウと経験が必要です。
いくつかのレベルに分けて利用方法を説明します。
オートコレクトの徹底的活用方法の続きを読む(PDF、11ページ)
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.transprime.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/25